ギャラリートーク「移住をみる」
露口啓二(写真家)・美馬義亮(情報学研究者)・木村健一(美術研究者)・柳英克

開催日時:8月23日(日)14:00〜16:00
定員15名(要予約)
参加費:無料
お申し込みはフリーダイヤルまで
0120-406-211

ギャラリートーク「移住をみる」イメージ

「修練を積んで身に付ける技芸・わざ」は、「アート」の概念にも含まれています。自身の活動を振り返って、修練を積み重ねてきた「わざ」といえるものは、「みること」であったように思います。興味の対象は時代とともに変遷してきましたが、その根底には共通して、「みる」ことを鍛えるような営みがあったと思います。
「素の彩り」展では、写真家の露口啓二氏、情報学研究者の美馬義亮氏、美術・デザイン研究者の木村健一氏をお招きし、露口氏の写真集『移住』から見えることについて、ともに考え、語り合いたいと思います。

露口啓二氏:プロフィール

露口啓二氏のプロフィール写真

  • 1990年代末より、北海道の風景と歴史に着目した写真シリーズ「地名」の制作を開始。『地名』シリーズは、2002年の個展「地名」(LIGHT WORKS、横浜)を皮切りに、「現代日本の写真 Black Out」展(2002年、パリ/ローマ/東京)、「ノンセクト・ラディカル―現代の写真」(2004年、横浜美術館)等で発表。
  • 2012年、《Natural History(倉石信乃との共作)》を「SNOWSCAPE MOERE―再生する風景―」展に出品(モエレ沼公園ギャラリー・札幌)。
  • 2014年、第1回札幌国際芸術祭に映像と写真のインスタレーションを発表。同年、人間の営みの痕跡が自然に浸食されていく様子を撮った「自然史」シリーズの制作を開始。
  • 2017年に写真集『自然史』、2018年に写真集『地名』を刊行。
  • 2018年、「自然史」シリーズを「今も揺れている」展(横浜市民ギャラリーあざみ野)に出品。同年、「地名」シリーズを「さがみはら写真賞受賞作展」に出品。
  • 2020年、「地名」と「自然史」を「道草」展(水戸芸術館現代美術ギャラリー)に出品。
  • 2021年、「The world began without the human race and it will end without it」展(国立台湾美術館)に出品。
  • 2021年より2023年まで、映画『Wakka』に撮影監督として参加。
  • 2024年、2017年に撮影を開始したシリーズ「移住」を写真集として刊行。

美馬義亮氏:プロフィール

京都府亀岡市生まれ。京都大学理学部卒業。東京大学理学部情報科学専攻修士課程修了。千葉大学工学研究科博士課程修了(工学博士)。日本IBM東京基礎研究所にて研究員生活を経て、公立はこだて未来大学に着任。IPAの未踏事業に開発者、プロジェクトマネージャーとしてかかわる。大学定年退職後、約3年間北海道上磯郡木古内町CDO補佐官を務めた。現在、一般社団法人 新雪でプロジェクトマネージャーとして社会と接点をもつ。

思えば、学業、職業上の都合により、京都府、東京都、北海道などの地域で9回以上の転居を経験し、移住者として暮らしてきた。学生時代から大学教員の間に研究対象とした専門分野は、プログラミング言語、コンピューターシステム、ヒューマンインタフェース、移動エージェント、芸術情報、情報デザインなど、変化が大きいように見えるが、人間の心が思考や情動などの変化の過程でどのように機能しているのかに関連したことを一貫して興味を抱いてきたとも言える。最近の研究対象として興味があるのは、言語学、仏教哲学、数学など。

木村健一氏:プロフィール

木村健一氏のプロフィール写真

宮城県涌谷町生まれ。東京藝術大学美術学部を卒業後、ぴあ編集部美術・建築・デザイン担当、宮城工業高等専門学校情報デザイン学科准教授、公立はこだて未来大学教授、慶應義塾大学特別招聘教授を経て、現在は公立はこだて未来大学名誉教授、東北生活文化大学非常勤講師。
在学中に師事した野口三千三、三木成夫の強い影響を受けて「からだに貞く」を信条に、華道、編集デザイン、建築計画、ミュージアムや公共交通機関のCIVI計画・サイン計画などに携わる。共著書として『観光情報学入門』『触発するミュージアム』など。
美馬義亮、柳英克、木村健一でThinkingSketch Unitを結成し、半自動絵画生成ソフトThinkingSketchの開発と作品発表を行っている。その成果は、せんだいメディアテーク、金沢21世紀美術館、東大寺ミュージアム、フレメン写真製作所などで開催した展覧会で公開している。

柳英克:プロフィール

京都生まれ。学童期にスキ-ー(スノードルフィンSS)と古式泳法(小堀流踏水術)を学び、青年期には野口体操、成人期には山海塾・蝉丸氏の黒藤院にて舞踏を学ぶ。これらの身体的経験を背景に、1990年代には和太鼓奏者として活動する。
東京芸術大学在学中よりNHK教育テレビ『できるかな』に造形スタッフとして参加。卒業後は、フジテレビ『ひらけ!ポンキッキ』をはじめ、テレビ、CM、舞台などで、デザイン、イラストレーション、造形美術、アイデアプランを幅広く手がける。
マルチメディア作品による空間演出やパフォーマンスなど、領域横断的な創作活動を展開したのち、2000年4月、公立はこだて未来大学に着任。東京農工大学非常勤講師、熊本大学非常勤講師、北海道教育大学非常勤講師、京都大学大学院特任教授などを歴任し、2021年9月より公立はこだて未来大学名誉教授。

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